
初めてその土地に立ったとき、真っ先に感じたのは「空の広さ」でした。 利回り計算書を広げる前に、まず私たちがしたのは、そこでの暮らしを想像すること。
駅から少し距離があるこの場所で、どのような光が差し込み、どのような風が抜けていくのか。何階建てにすれば、住まう人の視界に熊本の山々が心地よく映るのか。 数字上の最大ボリュームを追求するのではなく、この土地が持つポテンシャルを「健やかな居住性」へと変換する。それが『Lina Bell(リナベル)』の企画が動き出した瞬間でした。
JR豊肥本線「武蔵塚」駅から徒歩16分。 正直に言えば、駅至近の利便性を最優先する層には選ばれにくい立地かもしれません。しかし、一歩足を踏み入れれば、そこには喧騒から離れた穏やかな空気が流れています。
このエリアは、車社会である熊本において、主要幹線道路へのアクセスと静住性が両立する「落ち着いた大人のための場所」です。 だからこそ、私たちはここを「寝に帰るだけの場所」にするべきではないと考えました。周辺には単身向けの古いアパートも点在しますが、それらとは一線を画す、RC造10階建てという存在感と、ゆとりある1R・1LDKの構成。この地域に欠けていた「質の高い単身・カップル層の受け皿」を創り出すことが、地域全体の価値を底上げする最適解だと確信したのです。
多くの投資型マンションが、効率を求めて25平米程度の画一的な間取りを並べるなか、Lina Bellではあえて40平米前後の1LDKと、ゆとりを持たせた1Rを軸に据えました。
その理由は、入居者に「ライフステージが変わっても、ここに居続けたい」と思ってもらいたかったからです。 単身で入居し、やがてパートナーができても、窮屈さを感じることなく暮らせる広さ。趣味の道具を置いても、なお余白がある空間。 「狭いから引っ越す」という退去理由をあらかじめ設計で消し込む。それは、オーナー様にとっての長期的な空室リスクを最小化する、最も本質的な空室対策でもあります。
強固なオートロック、ALSOKによる24時間警備、そしてディンプルキー。 スペックだけを見れば、今どきの新築マンションとしては当然かもしれません。しかし、私たちがこだわったのは、その設備が「10年後、20年後も入居者の安心を支え続けているか」という視点です。
私たちは、企画して終わりではありません。募集を行い、管理を担い、入居者様と向き合い続けます。 「いい建物ですね」という言葉よりも、「ずっとここに住みたいです」という入居者の声こそが、オーナー様への最大の利益還元になると信じているからです。
もし、この土地が駅の目の前の狭小地だったなら、私たちは全く別の提案をしていたでしょう。もっと小さな部屋を詰め込み、利便性だけで勝負する「回転の速い」物件にしていたはずです。
しかし、龍田というエリアの性格と、この敷地の広さがあったからこそ、この「ゆとり」は成立しました。 利便性だけに頼らない。土地が持つ「静けさ」や「落ち着き」という目に見えない価値を、建物の「質」で補強する。この土地だからこそ、無理なく、そして必然的に導き出されたのがLina Bellの姿なのです。
Lina Bellは、募集開始から早い段階で多くの反響をいただきました。 しかし、私たちが安堵するのは「満室になった瞬間」ではありません。数年が経過し、入居者の方々がこの建物を大切に使い、コミュニティが成熟していく過程を見守るときです。
「定着」を重視した企画は、募集コストを抑え、退去後の修繕費を平準化します。派手な成功体験ではなく、静かに、確実に積み上がる信頼。それこそが、私たちが目指す土地活用のあり方です。
Q. 利回りは最大化されていますか? 目先の表面利回りだけを見れば、部屋数を増やす選択肢もありました。しかし、狭い部屋は退去サイクルが早く、長期的な実質利回りを下げてしまいます。Lina Bellは、10年、20年スパンでの「手残り」と「資産価値の維持」を最大化するための設計を選んでいます。
Q. 本当に駅から少し離れていても入居者は決まりますか? 「駅近」は強力な武器ですが、それだけを求める層は競合も多く、価格競争に巻き込まれがちです。Lina Bellのように「広さ・設備・静けさ」という別の価値を提供することで、立地の不利を逆手に取り、独自のファン層(質の高い入居者)を掴むことができています。
Q. 管理まで任せることのメリットは何ですか? 企画段階で想定した「入居者像」と、実際の現場での「対応」にズレが生じないことです。私たちが管理を担うことで、建物の思想を理解したスタッフが日々の運営を行い、オーナー様の資産を一番近くで守り続けることができます。
Q. 自分の土地にも、同じような建物が建てられますか? そのまま同じものを建てることはお勧めしません。土地にはそれぞれ、日当たり、接道、近隣環境といった固有の性格があるからです。私たちは「Lina Bell」という成功事例を押し付けるのではなく、お客様の土地をもう一度、まっさらな視点で見つめることから始めます。
土地活用に、万能な「正解」はありません。 ですが、その土地に寄り添い、未来の暮らしを真摯に想像した先に、ひとつの「答え」が見えてくることは確かです。
Lina Bellというひとつの答え。 次は、あなたの土地の話を聞かせてください。 華やかなプレゼンテーションではなく、まずはこの土地が何を目指すべきか、静かに語り合うところから始めましょう。
Lina Bell
熊本県熊本市北区龍田9丁目1番7号
JR豊肥本線 「武蔵塚」 駅から徒歩16分
2024年10月01日
鉄筋コンクリート造 /地上10階
1LDK 40㎡/1R 29㎡
南西

訪問者を映像で確認してからオートロックを解除する、モニタ付ドアホンを採用しました。アポ無しの来客でも安心して対応できますね!

ALSOK管理の防犯カメラを物件各所へ配置しました。物件敷地内に侵入する不審者への抑止に効果を発揮します。

ピッキングに非常に強いディンプルキーを採用しました。合鍵も容易には作れず、防犯性の高い鍵です。